現在、
刑事部長以下五十六名態勢の
捜査本部で、子供二名の
殺人事件の関与の有無も含め、
事件の
全容解明に向けた
捜査を行っているところであります。
次に、
再発防止対策と
信頼回復に向けた
取り組みについて
説明させていただきます。
本件は、
現職の
警察官が
殺人事件という極めて重い
犯罪により
逮捕された
事案であり、
関係職員に対する
内部処分につきましても、
捜査の結果を踏まえ、厳正に対処することとしております。
事件の
原因、
動機、
背景については、
捜査の結果を待つこととなりますが、
事情がいかなるものであったにせよ、
国民の生命、身体、財産を守るべき
立場にある
警察官が、とうとい命を奪ったことで
逮捕されたことは痛恨のきわみであり、
県警察として極めて重く受けとめるべきものと考えているところであります。
緊急の対応として、まず、
逮捕直後に全
職員に対して
本部長通達を発出し、
規律の振粛と
心情把握、
心情指導の
徹底について
指示を行ったところでありますが、
県民の
皆様の
警察に対する
信頼を回復するためには、何よりも全
職員がみずからの
職務を全うして
成果を上げることが重要であると考えているところであります。
今後、全ての
職員が本
事件に真摯に向き合い、二度とこのような
非違事案を起こさないというかたい
決意のもと、
規律を厳正に保持し、
県民の
皆様の
期待に応える
警察活動を推進して、
信頼回復に努めてまいる所存であります。
引き続き、
委員の
皆様方の御
指導と御
支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
以上で
報告を終わります。
3
◯松尾嘉三委員長 説明は終わりました。
この件について、何かございませんでしょうか。
野原委員。
4
◯野原隆士委員 私から、ただいまの
報告を受けて、幾つか申し上げることがございます。
福岡県警察は、これまで
工藤會を初めとする
暴力団犯罪、そしてまた、
飲酒運転の
取り締まり強化、
性犯罪の
防止、そういったものに
取り組み、
一定の
成果を上げてきました。しかしながら、
県民の安全・
安心を守るべき
警察官が、このような重大な
犯罪の
被疑者として
逮捕されたことは、まさに耳を疑いたくなるような言語道断の話であります。
平素、
警察に寄せる
県民の
信頼、
期待には極めて大きいものがあります。それだけに、今回の
事件がもたらす
県民の
警察への
失望感にははかり知れないものがあります。
また、この
事件が、
現場警察官のやる気や
正義感に水を差し、
県警察職員の
士気を
低下させるのではないか、また、
捜査を初めとした
警察活動への
悪影響はないのか、私は、この一人の
警察官が引き起こした
事件がもたらしかねない
悪影響に強い
危機感を抱いております。
そこでお伺いさせていただきたいと思うんですが、まずは、これだけの
事件、
県警に寄せられる
批判も大きいと思いますが、どのような
状況でしょうか。
そして、二番目に、ことしに入って、
本県警察官の
不祥事が続いていますが、
再発防止に向けて、今後どのように取り組んでいるのか、それぞれ具体的にお答えください。
5
◯松尾嘉三委員長 久田警務部長。
6
◯久田警務部長 ただいま御
質問、二点ございましたので、まず一点目の
県警察に寄せられております御
批判等々の御
意見、こちらにつきましては、
事件発生以降、昨日、六月十九日までの間、
電話や
メールなどによりまして、約五百件の御
意見をいただいているところであります。
この
内容につきましては、例えば、
警察が
信頼できなくなった、治安の維持は任せられない、
警察を頼りにしていたが裏切られたなど、厳しい
内容のものが寄せられております。これら
メールや
電話につきましては、
皆様からの率直な御
意見として受けとめた上で、今後
職員一人一人が本
事件に真摯に向き合って、みずからの
職務を全うしたいと考えております。
二点目の
再発防止策でございますが、
県警察では、
平素から
職員が
非違事案を起こした場合の
職場はもとより、
本人、家族等々への
悪影響につきまして、繰り返し
教養を行うとともに、その
問題点を
早期に
把握して、その解消に努めるということで、
心情把握、あるいは
心情指導、こういったものに努めてきたところでございます。
今回、
事件の
発生を受けまして、
逮捕直後には、全
職員に対しまして
本部長通達を発出いたしまして、
規律の振粛と
心情把握、
心情指導の
徹底について、まずは
指示をしたところであります。
この種の
非違事案を
防止するためには、
捜査の結果判明いたしました
動機ですとか、
背景、こういったものを踏まえて対応していくことが必要ではありますが、今回の
事件、どのような
事情があったにせよ、
国民の命を守るという
警察官がこの
事案を起こしたということは極めて重く受けとめるべきことだと考えております。
今後、全ての
職員が今回の
事案を、みずからのこととして、しっかりと受けとめた上で、
規律を厳正に保持し、また、
原因、結果を踏まえた
心情指導、
把握、あるいは
教養、これを
徹底した上で、
県民の
皆様の
期待に応えるような
警察活動を推進するよう
指導、
教養を
徹底してまいりたいと考えております。
7
◯野原隆士委員 最後に強く要望させていただきます。今回の
事件を受け、二度とこのような
職員を出さないように、
警察組織を挙げて
再発防止に
取り組み、
信頼回復に努めていただくことを強く要望いたします。
そしてまた、日ごろから地道に
職務に当たられているほかの
警察職員の
士気を落とさないように、今後とも
福岡県の安全・
安心に向けて、
職務を遂行されますようお願いいたします。
以上で、私の
質問を終わります。
8
◯松尾嘉三委員長 ほかにございませんでしょうか。
小池委員。
9
◯小池邦弘委員 私からも、
本県の
現職警察官が
殺人の
容疑で
逮捕された件につきまして、何点か
お尋ねをさせていただきます。
本
警察におきましては、今回の
事件のみならず、ことしに入り、
飲酒運転や
強制わいせつなどの
事件を初め、
懲戒処分を受けるケースが相次いでおります。一方で、先ほど来
県警本部長も
お話がありました、
本県の三大
重点目標を掲げられ、全力で皆さん方取り組まれ、
一定の
成果を上げてあります。
県民の
信頼を得ているだけに、このような
警察官の重大な
事件は、
第一線の
警察官の
士気の
低下を招き、また、
警察に対する
県民の
信頼を大きく失墜させるものだと思っております。
そこで
お尋ねをいたします。今回の
事件の
原因や
動機は、まだ判明はいたしておりませんが、さまざまな問題を抱えた
職員を早い段階で発見し、
早期に対処することが必要だと思います。
一点目は、
警察官の
職員の問題、
兆候を
把握するために、どのような
対策を練られておられますでしょうか。
そして、二点目は、
県警察、事務職も含めて一万二千人の
職員が、
県民が安全で暮らせる
社会を日夜一生懸命取り組んで働いておられます。
第一線で働かれる
警察官の
士気の
低下が
心配であります。
警察官の
士気が
低下しないような、そういった
対策をとられておられるのか教えてください。以上であります。
10
◯松尾嘉三委員長 久田警務部長。
11
◯久田警務部長 まず、
お尋ねの一点目の、
職員の
問題兆候を
把握するための
対策につきまして、
警察では、
部下職員の
問題兆候、これを
早期に
把握するということで、
平素から
部下との対話ですとか、あるいは
勤務状況の
把握、これらを通じまして、問題等々の
把握に多角的な視点から努めているところであります。
この
心情指導、
把握、これをより
実効性のあるものとするために、
心情指導の
特別強化期間というものを設けまして、特に、
個人面接、
個々に
面接を行いまして、その問題を
把握するなど、きめ細かな
指導を行っているところであります。
さらに、問題として
把握したものにつきましては、例えば
家庭内事情とか、さまざまな問題等々あろうかと思いますが、こういったものに対しましては、例えば、弁護士ですとか、あるいは
臨床心理士、こういった
専門家の
方々を御紹介するなど、
解決の
支援に努めているところであります。
今回の
非違事案、
原因、
背景につきましては、今後の
捜査を待つところになりますけれども、
心情指導、あるいは
把握、こういったものにつきましては、
非違事案、
個々の
事案に応じた形で
把握された
問題点、こういったものを踏まえて、しっかりきめ細かに対応していくと、こういったものが重要であろうかと思います。今後
把握された
問題点を踏まえた
心情指導、
把握、これを行うよう、
関係職員、特に
幹部職員が重要になってくると思いますけれども、こちらに対しまして
指導を行いまして、その
指導力を発揮した形でしっかりと問題の
早期把握と
解決に努めるように
指導、
教養を行ってまいりたいと考えております。
二点目の
士気の
低下を招くのではないのかという御
指摘につきまして、こちらも、今回の
事案、しっかり受けとめるべきところは受けとめるものでありまして、その一方で、
現場の
警察官がこれによって
職務執行の
低下を招くようなこと、これはあってはならないと考えております。まず、さきに申し上げました、
本部長の
通達、こちらのほうにおきましても、全
職員がみずからの職を全うして、
成果を上げ、
県民の
信頼を得ること、また、新たな
非違事案を
発生することのないよう強い
決意を持つことについて
指示したところであります。
今後、何よりも
警察組織として、
成果を上げて、
県民の
皆様の
信頼に応える、これが
信頼回復のまず第一歩だと考えております。今回の
事案が、全
職員の
士気低下につながらないよう、しっかりと
指導を
徹底するように考えております。
12
◯小池邦弘委員 最後に要望させていただきます。
今回の件で、
県民の
信頼回復のために、また、本当に効果のある
再発防止対策を検討するためにも、まずは、一日も早い
事件の
全容解明をお願いしたいところであります。そして、
再発防止に
徹底して
取り組み、
県警察が
一致団結をして、一日も早く
県民からの
信頼回復ができるように、ひたむきに
職務に邁進していただきたいと思っております。頑張ってください。よろしくお願いいたします。
13
◯松尾嘉三委員長 ほかにございませんでしょうか。
浜崎委員。
14
◯浜崎達也委員 今、お二人の
委員からございましたので、前語りは少し省いていきたいと思います。
まず、これは記事なんかで読んだ情報で恐縮ですが、この十年間ぐらいで、いわゆる
被疑者は五回ぐらい
部署をかわっていると聞いておりますが、この
部署転勤というのは、
本人の
希望が最優先なのか、その辺を、まず、お聞かせください。
15
◯松尾嘉三委員長 久田警務部長。
16
◯久田警務部長 部署の
配置につきましては、
職員の
希望、これもございますが、そのほかに
職員の
適性ですとか、こういったものも踏まえて適材適所ということで、
人事配置を行っているところであります。
17
◯浜崎達也委員 適性ということで、今、一一〇番
指令室に行かれたということですが、私
たちが
警察署に行くと、
月間スケジュールなんかで、
所長室には、
若手の皆さんとの
育成塾みたいな、月一回ぐらいの講座を開かれたり、
中間管理職の人もあるかもしれませんけれども、そういうものが定例化しているように思っておりますが、
県警本部自体では、そういうのはあるんですか。
18
◯久田警務部長 警察署における
取り組みについて
お話の、特に
警察署では、
若手の
警察職員、これが多数
配置されているということもありまして、その
職務執行に必要な技能の向上を目的といたしまして、特に
若手を
中心とした
職場教養というものを行っております。
他方で、
本部のほうになりますと、
若手というよりは、
一定の
年齢と
勤務を踏まえた
職員が多く
配置されておりますので、
若手とは、また異なった
教養等を行っておりまして、例えば、
職場におきます
倫理教養とか、それぞれの
年齢、あるいは階級、これが異なる者が多数
配置されておりますので、それぞれの特性に応じた、例えば、
グループ検討を行うことも行っております。特に、
職務倫理という側面での、
本部ということで申し上げますと、そういった方面での
教養が
中心にはなってくると思うんですけれども、いずれにしても、
職員が
心配のないような状態で
職務を執行できるような、そういう
教養は行っております。
19
◯浜崎達也委員 その中で、一一〇番
指令室は
交代勤務ですから、なかなか、そういう
職場の機会が少ないかなと思うんですが、この
指令室自体では、そういうのはあっているんですか。
20
◯久田警務部長 交代制勤務ではありますけれども、全体で一堂に会するというのは、確かに違いますけれども、ただ、
交代制勤務で、
通信指令課でいいますと、一当務、大体二十名ほどの
職員がおりますので、そういった
職員を対象とした
教養というのは、それぞれの
職場で行っております。
21
◯浜崎達也委員 なぜ、聞いたかというと、
再発防止のためにどうしたらいいか、私
たちも真剣に考えて
質問させていただいているんですけれども、やはり
警察といっても一人の人間でありますし、
再発防止の気合いだけ入れても、なかなか、今までもずっと
不祥事が続いております。一万二千人にも及ぶ
警察官の、今
教養とかされているとおっしゃってましたが、いま一度、各世代間というか、二十代、三十代、
中間管理職も含めて、しっかりした
個人相談ができるような制度を、私は確立すべきじゃないかなと思うんです。
今回もまだ詳細はわかっていませんが、理由は、いろんなことが言われています。その
一つ一つのとげといいましょうか、それを取り除けたら、今回のこんな前代未聞の惨事といいましょうか、
不祥事は起きなかったと思うんですよね。
その点に関して、しっかり風通しのいい
職場といいましょうか、みんながよくて当たり前が
警察官でありますから、その自覚というんでしょうか、その辺をお互いに共有できるような、そういう
職場に、ぜひしていただきたいので、
最後にちょっと、
部長の
決意を聞いて終わります。
22
◯久田警務部長 今御
指摘いただいた点につきましては、非常に大事な
指摘だと思います。
非違事案が
発生することに応じて、我々も
原因、
背景等々を分析の上、
非違事案を起こすことのないような
職務倫理教養、これに努めておったところでありますけれども、確かに、今回の
事案、これの
背景、
原因が、これからということではあるんですけれども、
職員それぞれ
個々に、さまざまな
事情等を抱えているところだと思います。その中で、憂いなく
職務執行に従事することができるよう
職場環境を整備していくこと、これは我々の重要な
業務だと思っております。このような
事案の
発生することなく、
職員がそれぞれの能力を発揮することができるような
職場、これを、今
委員からの御
指摘も十分踏まえまして、よりよい
職場環境の整備に努めてまいりたいと思っております。引き続きの御
指導をよろしくお願いいたします。
23
◯浜崎達也委員 終わります。
24
◯松尾嘉三委員長 ほかにございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
25
◯松尾嘉三委員長 ただいま各
委員からも御
意見、御要望がございましたが、ここで、私からも一言申し上げさせていただきます。
委員会といたしましては、今回の
事件でお亡くなりになられました
被害者の
方々に、心から御冥福をお祈り申し上げます。
そして、
事件の一日でも早い
全容解明を
期待いたしております。
県警に対しては、
県民を守る誇り高き
警察官として、
綱紀粛正を
徹底していただき、プライベートにおきましても、一人の
社会人として責任を果たすべく、身を引き締めた
社会生活を営んでいただきたいと、そのように強く思っておる次第でございます。
また、今回の
殺人事件の犯人が
警察官ということで、
警察内部においてかなりの動揺があるとお察しいたします。
現場で黙々と
職務に精励してある
警察職員の
士気が落ちることがないようにしていただきますよう強く要望いたします。
それでは、次に、「
所管事務の
概要について」を
議題といたします。
執行部の
説明を求めます。
高木総務部長。
26 ◯
高木総務部長 福岡県警察の
所管事務の
概要につきまして、お手元の配付資料に基づき御
説明させていただきます。
まず、資料一ページの第一、
福岡県公安
委員会についてであります。公安
委員会は、御承知のとおり、行政
委員会の一つでありまして、
警察法に基づき、民主的運営及び政治的中立性を保障するために設けられたものであります。
福岡県におきましては、
委員は一期当たり三年で、二期六年の任期となっております。
また、公安
委員会は五人の
委員で構成されており、現在の
委員長は、戸畑港運輸株式会社代表取締役社長の日向祥剛氏であります。
委員長は
委員の互選により選任され、任期は一年で、再任することができることとなっております。
そのほか四人の
委員は、株式会社
福岡銀行顧問、渋田一典氏、公益財団法人
福岡県すこやか健康事業団理事長、瓦林達比古氏、飯塚都市開発株式会社代表取締役社長、藤本昭氏、医療法人シーエムエス杉循環器科内科病院理事、杉美奈子氏となっております。
次に、資料二ページの第二、
福岡県警察の組織等をごらんください。
本部等の組織機構は、
警察本部八部、四十課、一室、一所、七隊を置くほか、
警察学校を附置しており、
福岡市と北九州市の政令市には、それぞれ市
警察部を設置しております。
また、
警察署は県下三十五
警察署で、
福岡地区に十四
警察署、北九州地区に十
警察署、筑豊地区に四
警察署、筑後地区に七
警察署となっております。
なお、
警察本部各部の分掌事務につきましては、資料三ページの一覧表で各部ごとにお示ししておりますので、ごらんください。
次に、資料四ページの条例定員であります。
本県の条例定員は、
警察官一万一千百十五人、一般
職員九百五人の合計一万二千二十人であります。このほか、国家公務員である警視正以上の地方警務官が二十四人
配置されております。
なお、
警察本部の
部長以上の役職、氏名につきましては、同じく資料四ページの
警察本部主要幹部のとおりでございます。
次に、資料五ページの第三、予算関係について御
説明いたします。
平成二十九年度県費
警察費の当初予算は、千二百四十億八千七百万円余であります。なお、資料には、
平成二十八年度の当初予算額とあわせて記載しておりますので、御参照ください。
次に、資料六ページの第四、活動重点等についてであります。初めに、
福岡県警察運営指針等についてであります。昨年は、運営指針を
県民の安全・
安心の確保とし、三大
重点目標である暴力団の壊滅、
飲酒運転の撲滅、
性犯罪の抑止を初めとした各目標の達成に向け、
工藤會による凶悪
事件など
暴力団犯罪に対する取り締まりを
徹底するとともに、各種の治安
対策を強力に推進いたしました。その結果、刑法犯認知件数は、戦後最小の数値となるなど、確実に
成果を上げているものと考えております。
一方、
飲酒運転による交通事故や
性犯罪認知件数の高水準での推移、依然として予断を許さないにせ
電話詐欺の
発生など、いまだ多くの治安上の課題が残されていると考えております。
こうしたことを踏まえまして、本年も
福岡県警察の運営指針として、
県民の安全・
安心の確保を掲げ、その実現に向け、暴力団の壊滅、
飲酒運転の撲滅、
性犯罪の抑止を三大
重点目標にするとともに、にせ
電話詐欺等身近な
犯罪の抑止など、六項目を
重点目標に設定し、組織一丸となって取り組んでいるところであります。
次に、資料七ページの
犯罪の
発生状況等についてであります。昨年は、(一)の刑法犯認知件数、(二)の重要
犯罪認知件数、(三)の
性犯罪認知件数、(五)の刑法犯少年の検挙、補導人員、(七)の交通事故の
発生件数、死者数が、
平成二十七年と比較して減少し、一方で、刑法犯、重要
犯罪、
性犯罪の検挙率は増加するなど、
一定の
成果を出すことができております。
また、(四)の暴力団構成員の検挙人員につきましては、暴力団勢力の減少等に伴い、構成員の検挙人員も減少傾向にあります。
平成二十六年以降は、
工藤會最高幹部らを
殺人等の凶悪
事件や資金源
犯罪で波状的に検挙しているほか、本年も
工藤會幹部らを拳銃使用
殺人事件で検挙するなど、
工藤會の弱体化は着実に進んでいると考えております。
県警察といたしましては、暴力団の壊滅に向け、
県民の
皆様の安全・
安心確保に万全を期した上で、
暴力団犯罪の
徹底検挙に全力を尽くすとともに、関係機関と連携した暴力団排除活動に取り組むなど、総合的な暴力団
対策を強力に推進してまいります。
最後に、資料八ページの主要都道府県と
警察事象の比較について、御
報告をいたします。資料の主要都道府
県警察事象比較一覧表にありますとおり、昨年の人口一千人当たりの刑法犯認知件数は全国七位、交通事故
発生件数は全国四位、一一〇番受理件数は全国六位、刑法犯少年検挙補導人員は全国二位でありました。数値的には改善傾向にあるものの、全国的に見ると、いまだ高水準で推移している現状であります。
県警察におきましては、今後も
県民の
皆様の安全と
安心を実感していただくため、
発生した
事件を
早期に
解決するとともに、
県民の
皆様が被害に遭うことがないよう、あらゆる
警察活動を強力に推進してまいる
決意であります。
今後とも、
委員の
皆様の御
支援、御協力を賜りますようよろしく申し上げます。
以上で、
所管事務の
概要についてを終わります。
27
◯松尾嘉三委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
28
◯松尾嘉三委員長 特にないようでございますので、以上で、
本件の質疑を終わります。
次に、「各種
委員の選出について」を
議題といたします。
福岡県青少年問題協議会
委員の選出につきましては、前回の
委員会におきまして、正副
委員長に御一任いただいておりました。
僭越ではございますが、
委員長である私を選出するということで、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
29
◯松尾嘉三委員長 ありがとうございます。御異議ございませんので、そのように決定し、議長に
報告することといたします。
次に、
議題にはございませんが、その他として、何かございませんでしょうか。吉村
委員。
30 ◯吉村敏男
委員 筑豊自動車試験場の件で、少し
質問があります。よろしいですか。
昨年四月、旧嘉穂中央高校跡地に立派な筑豊自動車試験場をつくっていただきまして、非常に利便性も高くて、私ども視察させていただいて、大変いいところなんですが、今、苦情があっているのは、中に食堂がないと。特に、高齢者講習に来られた人は、道を渡って反対側のコンビニに買いに行かれたりして、現地の
職員の方にも相当苦情を申し立てられているという話を聞いておりまして、食堂の設置について、どのような計画になっているのか、教えていただけますか。
31
◯松尾嘉三委員長 尾上交通
部長。
32 ◯尾上交通
部長 御
質問のございました筑豊自動車試験場につきましては、特に、平日の利用
状況が少ない現状にございます。売店等の設置につきまして、公募を行いましたが、手を挙げる業者が特にございませんで、現在設置に至っておりません。
今後は、利用の要望を見ながら、設置の検討も含めて、進めてまいりたいと思っております。
33 ◯吉村敏男
委員 例えば、食堂のスペースとかあるんですか。
34 ◯尾上交通
部長 はい、当初から設置を検討いたしておりましたので、おおむね十五平米ほどの設置のスペースがございます。
35 ◯吉村敏男
委員 前の、仁保にあったときは、下に食堂が二軒あって、非常に便利がよかったんですけれども、今全然ないということで、ただ、募集してないという話ですから、私ども聞いてみますけど、利用者にとって敷地外に出ていくのは大変ですから、ぜひ早急に設置をしていただきたいですね。よろしく、もっと努力を重ねてください。お願いします。
36 ◯尾上交通
部長 今の要望に応えまして、今後も利用
状況を踏まえまして、設置の検討を進めてまいりたいと思います。
37
◯松尾嘉三委員長 ほかにございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
38
◯松尾嘉三委員長 ほかにないようでございますので、次に進みます。
「閉会中の調査事項について」お諮りいたします。
お手元配付の案のとおり、七項目について、閉会中もなお、調査を継続することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
39
◯松尾嘉三委員長 御異議ございませんので、そのように決定し、所定の手続をとることといたします。
次に、「今後の
委員会活動について」お諮りいたします。
今後の
委員会活動につきましては、正副
委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでございましょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
40
◯松尾嘉三委員長 御異議ございませんので、そのようにさせていただきます。
最後に、会議録署名
委員を指名いたします。
原口剣生
委員、冨田徳二
委員、以上、二名の
委員を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。
以上で、本
委員会の議事は全て終了いたしました。
これをもちまして、
警察委員会を閉会いたします。どうもありがとうございました。
午 前 十 一 時 四 十 五 分 閉 会
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